キャスト
2017年、秋… この年の夏の琵琶湖遠征により、VADOVAS JIG の仕様が決定した…
琵琶湖遠征者様達からの実績、自身の実績… 製品の小さなしこりも迷いも完全に消えた…
残すは、量産製造の技術的問題の解決…
複雑な形状を維持しつつ、ロスを極力なくす為の、最善の量産キャスト方法を探すことを続けてい
た…
この時、まだベストは答えは見つかっていない…
設計面では、この時期、追加で新しい3DCADを導入…
ボスの位置と形状、設計に迷いがなくなり、新たにサーフェイス系の3DCADが必要になった…
最終のデータ作りと同時に、ブランドの刻印、重さ表記の刻印を製品設計に緻密に反映させる為にも
必要だった…
VADOVAS JIG は当初から一貫して、コンセプトから設計、量産まで、全て自分達でやる…
GIVS内で仕上げる事を目標にしていた…
まだ、何も殆ど分らない5年程前は、海外の何処かの安い労働力のある工場で、OEM生産という方法
も あるだろうと甘い考えをしていた時期もあった…
自分で1から、オリジナルのジグを設計し、試行錯誤をし、キャストジグサンプルを自分で作ってい
く内に、 この複雑な形状での品質の維持・実現は、通常の鋳造、キャストでは出来ない事が分かっ
た…
釣具業界とは全く関係の無い、異業種の様々な匠のお方達によってそれを知る事になる…
自分一人では、ここまでたどり着けなかった…
異業種の匠のお方達… 凄腕の琵琶湖遠征者様達…
…
皆さんのご協力を頂き、何とか、本当に何とか、VADOVAS JIGの仕様を決めるところまで来れた…
後は、最後の… 量産の問題…
最善の方法を探すしかなかった…
2017年、秋…
GIVS® Official
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