スコシダケ

設計の修正を繰り返し


3Dプリンターで出力したモックを幾度も微調整をする


時に手削りでモックを手直をし…


修正したモックをゴム型で試作を創り


時として、ゴム型で抜いたモックの試作を水槽でスイムさせ


またある時は、金属板からカットし叩き出した金属ブレードを各ワイヤーベイトに合わせフィールドで泳がせる…


毎度、仮組したオリジナル部材のグリップと、仮組したガイドの試作の竿をフィールドに持ち込む

これら殆どの試作品達


狙っている動き、沈下姿勢、浮遊姿勢、又飛行姿勢や対遠投性、キャストフィール、ベンディング、各種ルアー重量に対してのティップの垂れ…他…


心が躍る?… ときめく?… 想定を超える?… 等は本当に少ない


テスト中、迷いが大きくなり、幾度も修正したCADやモックに無意味さと、虚しい感情だけが残る日も決して少なくはない


これが現実


でも…


間違いない事は


続ける事


辞めない事


幾度も修正をし、創り直し、フィールドで投げ続け、泳がせ続けて…


突然気付く小さな発見の実と、過去のフィールドでの出来事が結びつく瞬間…


これっ!


GIVS®オリジナルでなければならないから…




表題の件、


スコシダケ(少しだけ)本音を…


かれこれ 16.7年前、まだ琵琶湖に通い始める前、会社員として週末地元の各フィールドへ


霞・利根川水系ではボートを所有し釣行を繰り返していたが、自身の釣行に対して物足り無さが強くなっていった


はっきり告白すると…


デカいサカナに出会いたい欲求が強くなっていた


それは琵琶湖での他アングラー様達のイイサカナの釣果に対する憧れで有り、嫉妬が理由で有る事は当時間違い無い感情であった


偶々、会社員時代本社名古屋開発部に琵琶湖でバスボートを所有していた先輩が居た


東京支社でその方と同期である先輩に紹介してもらいGW一日琵琶湖でボートに同船する機会を得た


前々日、琵琶湖入りし初日車で琵琶湖を周り下見をした


当日赤いチャンピオンで当時長浜スロープから出船の琵琶湖人生2日目


結果はデコ


完デコ


もう既に何度も告白しているが、普段 GIVS®official は単独釣行が基本


人様と一緒に釣り、初対面の先輩のボートに同船し人生初琵琶湖2日目の新鮮さと琵琶湖の広さに感激はした


でも琵琶湖は当時からそう甘くは無く完デコ


元来、天邪鬼気質なGIVS®official


人生初体験の琵琶湖ボートは勉強にはなったが、何かが違ったし自分の釣りが一切出来なかった



数か月の準備の末


週末の単独(※カミさんホテルに残し)琵琶湖遠征が始まる


毎度毎度勉強


琵琶湖湖沼図を入手し、車で琵琶湖を何度も周回する


一人で


平日は自宅から琵琶湖の天気、水温、水位、他アングラー様の釣果チェック、ルアーチェック… 他…


何度も何度も琵琶湖全域を歩き


すぐそのうちボートをレンタルし沖に出る


レンタルのボッロボッロの魚探で水深や漁礁のチェック、全域の其々のエリアの特徴と雰囲気


丘から


フローターでも


勿論ボートでも


そのうち


毎週末


毎休日


琵琶湖に通い続ける


いい時も


まったく駄目な時も勿論あった


霞・利根川水系での荒れ方とは又違う琵琶湖の荒れ方


エリアによりどのフィールドとも似ていない琵琶湖ならではの風景と各季節に毎回魅了され


とにかく


毎回入念に下調べをし


前遠征時の反省と次回遠征の準備の平日


金曜夜の遠征出発


毎週毎週


狂ったように


琵琶湖に通い続ける


当時の遠征の原動力は


間違いなく他アングラー様のイイサカナの釣果への嫉妬であり


もっとズバリ言うと


『素人にお宅様にバケモノ釣れて当方にも釣れない理由が無いでしょ』って


毎週末遠征を続けてきた理由は嘘偽りなくこの嫉妬の感情


要は、例え50チョイ混じって5本釣ろうが10本釣ろうが


1匹のバケモノには完全に負けたという事実


偽らざるこの感情


バケモノ1本に勝てなかったその日


遠征から戻ってもずっと引きずるこの完敗の感情


毎釣行後の反省


次回釣行への準備と下調べ



GIVS®officialとして


この小さなガレージメーカーを継続させる原動力もこれと殆ど同じ


だから


イイサカナに出会うため


デコってもデコっても


自分の探したエリアで


自分の釣りで


自分のイイサカナと出会うため


フィールドへ出続けるアングラーを


GIVS®official は誰であれ


リスペクトするし


そんなアングラーに


今も刺激を貰い


毎日開発へ向かう刺激と原動力に


例えそのアングラーと面識がなくても


駄目でも駄目でもフィールドへ出続けるアングラー


ブレずやり続けるそのアングラー達が


イイサカナと出会えるのを何度も見てきたから


やり続ける


駄目でも駄目でも


又やり続ける


あくまで其々自分流で


人様とは違ったアプローチで


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