本生産

2018年3月…  


本生産が始まった… 


協力会社のある匠のお方による、神業レベルの技と腕、一緒に数年に及ぶ試行錯誤によって、 

量産キャスト鋳造の技術的問題をクリアしたのは、昨年の師走… 



本キャスト鋳造の生産にとりかかる為に、3DCADの最終データを、3Dプリンターで超高精細出力す

る… 


この3Dプリンター、50μにてモック出力される(1/1000mm = 1μ)… 


数時間かけ、出力された樹脂モックからバリを手作業で慎重に除去、この時不用意に作業を行うと、 

出力モックは簡単に欠けたり割れたりする。まるで飴細工の飴のような樹脂だから… 


無事バリを除去後、サーフエイサーを吹き、表面を肌を滑らかにする工程… 


サーフェイサーを乾燥後、樹脂モックが用意完了する… 


その後、樹脂モックでゴム型を作り、そこに特殊な金属にて鋳造し、金属で出来たモックが完成す

る… 


金属モック表面の磨き工程を経て…  


金属で出来たモックに、ラインアイワイヤー、ワームガード、フックをこれまた手作業で仕込む… 


以上でキャスト前の最終モックが完成される…  


ここから、匠のお方と一緒に試行錯誤した、神業の本キャスト鋳造の工程に入るというわけです… 



何が何だか分からない?


…  


恐らく、皆様が想像している以上に、VADOVAS JIG という製品は厄介で、ほぼ量産は不可能と、 キ

ャスト鋳造の専門家達もおっしゃってました… 


逆アールの形状を含む、複雑な形状と細かい意匠は、金型生産では出来ない…  


意匠の設計変更以外、金型での製造の選択肢はここで無くなった… 



だから、キャスト鋳造の新たな可能性を模索する方法を探すしか無かったし、ここまで時間がかかっ

た… 


因みに、ここまではキャスト鋳造工程まで…  


その後は、キャスト鋳造後の製品の検品、研磨前作業工程、研磨5工程、検品、ラバー巻、アイの取

付、 ブラシガードの取付、検品、パッケージング、検品と続きます… 



ハンドメイド… 


完全にオリジナルの、ハンドメイド… 


VADOVAS JIG… 



何処かで見た事のある砲弾型形状のジグ… 


これだけはどうしても作りたく無かったから…  



2018年、3月、本生産を開始した… 


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