修正

2014年、春… 


製品まで、全く終わりが見えない!… 


 そう簡単に、理想のジグが出来る訳が無い事は分かっていても… 



 この年の春の初回遠征から帰って、気に入らない処を、CAD設計の修正まで戻り、 ボスのミクロン単位の角度修正や、デザインの修正を繰返す… 


 想定重量の計算を幾度となく行い、出力、部材アッセンブル、ゴム型、鉛キャスト…サンプル確認… 


各、部材のアッセンブルは、各部材事(針、ガード、ラインアイ等…)数種類を試す為、 出力モックは、CAD修正後、複数個用意しなければならない… 


 言葉で表現する事も難しい!  


 実際のサンプル製作工程は、酷くアナログで、CAD設計と3Dプリンターはベースにしか過ぎない… 


用意し、実際に試作ジグにアッセンブルした、一番重要な針は、30種類を超えた!… 


 鉛キャストを終えた、ジグのサンプルは、其々に、実際に様々なワームを刺し、バランス、角度等記録していく… 


 アッセンブルした針の耐久性、伸び、折れの検証も… 


 それらをクリアしたサンプルジグを、時間を空けて、偏りを極力排除した別な視点で再検証する… 


 その後… 遠征用の試作用BOXに移され、次の遠征まで待機させる… 



 理想のジグが、既に… この世にあったならば!… こんな途方もない事はしなかった… 


 理想の針を作って貰うために、国内針メーカー様各社へ、オリジナルジグフック製作を打診したこともある… 


 『ありがとうございますっ。最小ロットは10万個からですが大丈夫ですか?』… 


 !!! 


 国外、国内でジグを生産する場合、基本ハンドメイド! パートさんの数×稼働日数=生産数… 


 オリジナルの針作って、パートさん揃えて… 


 やらないなっ! 普通のメーカー様は…



 …解っていた… 



 その無謀で、掛けたコストに見合わない製品の一つ!… ジグ…  



 ネコリグ、スモラバ、ライトリグ… 対極に位置する、フルサイズのスイムジグ!… 



 どの季節でも… 


どのフィールドでも…  


 5匹揃える必要なんてない!自分の釣り… 


 とんでもない!… イイサカナと出会いたい! 


 勿論琵琶湖でも! 他のどのフィールドでも!・・・ 


 広大なフィールドで、探す釣りも、見当つけて食わせる釣りも… 両方対応出来るジグ… 


 いままで… 


ジグを何回放ってきたか… 


ジグで数回バケモノ逃がしてきたから… 


ジグで何回イイサカナと出会わせてくれたか…


 一呼吸おいて… 合わせた瞬間のたまらない感覚!… 



 ジグを誰よりも愛しているから… 



 作りたかった… いやっ! 作らなければならなかった… 


 2014年、春… 


終わり見えない、ジグ製作… 




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