回想
2013年5月、当時まだ会社員時代…
連休明けの出社…
15Fのオフィスの自席の窓からは、見慣れた…ビル群が広がる…
日常に戻りたくない頭の中では時折… 連休中の琵琶湖遠征での、あの美しく、勇ましいサカナ達とのファイトシーンが、フラッシュバックしている…
それは、同僚たちとの昼食の社食後の、喫煙ルームのソファーでも続いた…
琵琶湖での釣行の欲求は日に日に増し、繰返す琵琶単独遠征…
でも、それは… 本当は… 単独では無かった…
カミさんのいる身では、毎月…、時には毎週の琵琶湖単独遠征は、許されるはずも無く、
カミさんを毎回丸め込んでの京都旅行という名目だったから…
ホテルでは、寝ているカミさんを残し、早朝琵琶湖へ向かう…
釣行は完全にほぼ単独…
マリーナからボートの時もあれば、ウェーディング時も、フローターでも…
北湖の最北からの時もあれば、大橋付近からの時も、南湖オンリーの時も…
カミさんとの約束は、15時頃までに戻り京都観光に合流すれば、ギリギリ許された…
琵琶湖遠征での殆どは… 負けて帰る…
京都観光中のカミさんのご機嫌をとる事も大事だが、帰りの車の中での無言の反省はよく怒られた…
あの時、あの場所でどうすれば良かったのか?!…
どのリグなら良かったのか?…
どこにいるのか?…
あの勇ましく… 子豚のような魚体をした、あの美しいサカナ…
でも、今回の帰りの車内の沈黙は違っていた…
あの魚たちとのファイトを回想をしていたのかだから…
北湖東岸…
ツインテールをコンボした自作ジグをキャストし、バンプ、スイムした直後のタイミングだった…
食った…
一呼吸おいて、勢いよく、合わせる…
あわせた竿が止まる!
夢中で巻いて、引き込まれ…
美しいエラあらいのジャンプ…
魚影が見えた時には全身の血が移動しているような感覚…
分厚く、だが、北湖特有の小さい口を掴んで、夢中で挙げた…
フラッシュバック…
5年前…
後の、VADOVAS JIG(D.PAT)を、本気で作ろうとしたきっかけの、あの美しいサカナ…
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